生存白虎隊士 酒井峰治の手記(写真は部分)
家系図に書きつないだ巻物の状態で仏壇の中から発見され、平成5年に令孫の酒井峯男氏より当館に寄贈されました。「戊辰戦争実歴談」と表題がつけられており、飯盛山で自刃した「士中二番隊」の足どりを記した新史料として一躍注目され、テレビ朝日「白虎隊」の参考史料にも使われました。酒井は退却の時に仲間とはぐれましたが、知り合いの農民「庄三」に助けられ、愛犬「クマ」とも再会し、籠城戦に参加しました。後に酒井は北海道に渡り酪農家として暮らしました。生前家族には白虎隊のことはほとんど語らなかったそうです。
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